「Rice Life Line」
日本一のお米の産地から安心の美味しさを全国へ
株式会社 諸長
お米を愛し、社員を愛する会社
新潟といえば、多くの人が初めに思い浮かべるのは「お米」なのではないでしょうか。なかでも新潟県魚沼地方で栽培された魚沼産コシヒカリは、いまや美味しいお米の代名詞。株式会社諸長は、魚沼産コシヒカリを中心とした「美味しいお米のすべて」に携わっている会社です。その歴史は古く、創業は明治39年。110年以上続くお米の商社である諸長は、新潟県内の生産農家さんが丁寧に育てて下さったお米を、高い精米技術と徹底した品質管理、そして自社独自の流通方法で全国のお客様の元へ届けています。

今回取材を通して分かったことは、お米に注いでいる強い愛情と同じくらいに、社員を愛し大切にしている会社だということ。代表取締役の諸橋勤社長に、ご自身がお米産業に携わることになった経緯や、会社や社員に対する想いについてお話していただきました。
辿り着いた「米屋」という天職
これまでの経歴をお聞きすると、興味深いエピソードを教えてくださいました。
生まれは新潟県守門村(新潟県北魚沼にあった村で現在合併により魚沼市)。地元新潟でお米一筋の人生かと思いきや、そうではなかったと言います。

「東京の大学を卒業後はサラリーマンを4年半経験しました。魚沼の雪深さはかなわない…そう思ってはいたものの、家業を継ぐため地元に戻り、サラリーマン時代の仕事も取り入れながら地元の皆様へ販売を行っていました。雪深い地域での日々、ある時は雪道で車が雪崩に合い、雪に埋もれながら除雪車の助けを待つなんてこともありましたよ」

非常に過酷な状況と思うところですが、当時のことを語る諸橋社長は「楽しくて仕方がなかった」といいます。周りが手を付けていないビジネスチャンスを見つければ、喜んで飛び込んでいく。諸橋社長が若い頃から時代の流れを読み、失敗を恐れないチャレンジ精神に富んでいたと窺い知ることができます。

そんな順風だった事業もバブル崩壊と共に陰りを見せ、これからは何の事業をすべきか。そう考えた時に思いついたのが「魚沼産コシヒカリ」だったそうです。当時全国ではまだ美味しさがそれほど知れ渡っていない時代でした。それをチャンスととらえ、諸長商店(旧社名)を引き継ぎ本格的に米卸売業に参画することを決意したのです。株式会社諸長の本当の始まりはここからだったといえます。
「とは言え、なんのノウハウも知識もなかったから、最初の10年間は無我夢中でした。他の米卸業者から方法を聞いてやり方を学ぶけれど、ライバル企業だからあまり教えてくれないわけですよ。悔しくて仕方なかったですね。そして何か一つ機械が欲しいと思い、当時なけなしのお金で精米機を導入しました。」

たった一台の精米機から始まった諸長は、その後急成長を遂げます。自社で検査、精米、納品まで行える一貫体制を整え、生産農家さんとの信頼関係を築き、栽培履歴まで把握して安心・安全なお米を安定して届けることができるようになったのです。
「地元で働くなら諸長だよ」と言ってもらえるくらい 地域貢献度の高い会社でありたい
有事の際に、真っ先にスーパーから姿を消すのは水とお米。それだけ私たちの生活でお米は切っても切り離せないものです。本当にありがたいお仕事をさせて頂いていると思っています。だからこそ、お米を作ってくださる生産農家の方々を大切にし、地域に利益をもたらすことが重要なのだといいます。

「今、経済は都市に集中してしまっています。これでは地域の活性化には繋がっていきません。私たちはお米という地場の資源を活用して、地域にお金を還元することが出来る地域貢献度の高い会社だと自負しています。地域の人たちに、地元の企業といえば諸長だよね、いつか自分の息子や娘を諸長で働かせたいなあ、と言ってもらえたらありがたいですね」
頑張ったあとには必ず良いことが待っている。 社員のモチベーションが会社成長の原動力。
諸橋社長が会社の存続と同様に大切に考えているのは働く社員たちのこと。
「社員には、人並、いやそれよりちょっと上の豊かな生活をして欲しいなって思っています。結婚したよ、車買ったよ、なんて報告を聞くと私も嬉しくなる。社員旅行も一人で行くより皆で行った方が断然楽しいですから。食事も一人で食べるより大勢で味わった方が美味しいし。何よりみんなの喜ぶ顔を見るのは楽しいからね。そのために私も頑張るから皆も期待に応えて欲しい。毎日同じことをコツコツ繰り返しできる事こそが能力、成長に繋がります。辛い時は成長している時、楽しい時はちょっと成長が止まっている時、と社員には常に伝えています。」
国内・海外を選んで行く社員旅行、目標達成時の電化製品プレゼントなど、諸長には頑張った分だけしっかりご褒美が用意されていて、社員のモチベーションアップに繋がっています。社長自身も魚沼本社・見附工場・福田支店と毎回朝礼に参加したり、100名程の社員一人ひとりとの面談を毎年行っており、社長と社員の距離が非常に近いのも諸長ならでは。
社長の想いを感じられるからこそ、社員皆が同じ目標に向かって一致団結できるのでしょう。2020年に達成した売上高200億円は通過点に過ぎず、会社全体でその上を目指していくといいます。
「現状不満足がちょうどいい。今の状態より更に上を目指すためにどうチャレンジするかを考えて欲しい。素直にチャレンジできる人、熱い人と一緒に働きたいですね」
お米一粒一粒に込められた生産者の方の想いと同じように、社員一人ひとりに懸ける愛情と皆の努力が会社の成長を支えています。
新潟県の豊かな自然が育む美味しいお米に愛情を注ぎ、地域の発展に貢献したい方。株式会社諸長で働く楽しさを共に味わっていきませんか。


2020/6/10 取材
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