「楽しく働く」をモットーに、確かな技術と信頼で
高品質・高精度を実現する精密部品メーカー
株式会社 小千谷精工
新潟県小千谷市に本社を置く株式会社小千谷精工は、金属プレス加工、NC板金加工、金型製作をはじめ、通信機器、自動車関連等の部品組立等を行う、精密部品メーカーです。

今回お話を伺ったのは、代表取締役の福原秀治社長。小千谷精工入社後、東京支店で3年間営業職に従事されたのちに、新潟本社に異動。現場を取り纏めながら事業の拡大に貢献し、2年前に代表取締役に就任されました。
ー 小千谷精工の歴史について教えてください。

「小千谷精工は、地域の過疎化対策のために千葉県にある金属加工会社の新潟工場として設立したのが始まりでした。それこそ金属プレス機を5台もってきて、従業員数は10人もいなかったような小さな会社だったそうです。徐々に会社を大きくして、一時は100人を超える従業員を持つほどに成長させた先代社長の功績はとても大きかったですね。雇用を創出した点で地域経済にも貢献できたと思います」

そして、先代社長から福原社長へと事業が引き継がれたのですね。

「そうですね。実際には、現在の会長である先代社長が実質的に退任した6年ほど前から会社を任されていたんです。手取り足取り教わったわけではなく『あとのことは任せたよ』と一任をされた形だったので大変なこともありましたが、自分なりのやり方で会社経営を進めることが出来、結果的には良かったかも知れません」
お客様のニーズに素早く対応する高品質・高精度のモノづくり
現在は、本社工場の他、小千谷市内に4つの工場を有し、約70名の従業員と共に高品質・高精度のモノづくりを実現しています。会社の強みについてお聞きしました。

「試作品から多品種小ロット生産、量産まで、お客様の様々なニーズに素早く対応することが出来ることが当社の強みです。また、加工したものを納品するだけではなく、加工後の組み立て・梱包、物流まで一括して請け負えるので、一から十までトータルで提案することが出来ます。
扱っている製品は多岐にわたり、普段の生活で目にする機会がないものも多いです。たとえば産業用コンピューターや、放送機材の加工、新幹線脇のボックス筐体などの製造にも携わっています。また国内自動車メーカーの車載部品金属プレス製造を始め、車載用(二輪・四輪)スピードメーター類から家庭用リモコンの印刷プレス加工組み立てなど、自動車に関する製品が多く全てにおいて高い品質基準を設けています」

安全を守る自動車部品の製造には、厳しい品質基準や高い加工技術が求められると言われています。小千谷精工では環境と品質に関するISO 14001とISO9001を取得し、高品質で高精度の製品をお客様に届けています。

「日頃から『今の仕事と違うことにもチャレンジしなければ、3年後には必要なくなるよ』と社員に伝えています。毎日の仕事に追われてしまうと、新しいことに踏み出すのは勇気がいりますが、踏みとどまって何もしないのではなく先を見てほしいですね。コロナで社会情勢が変わり、僕の伝えていることを改めて認識してくれた社員もいると思います」

現状に満足してしまっては会社としての成長はない。社員一人ひとりが危機意識をもって仕事に取り組むことが大切と話す福原社長。社長自身も、チャンスがあれば土地柄農業などにもチャレンジしたいし、自分の会社だけではなく、お客様のニーズに合わせてメーカーを紹介するなど技術商社のような仕事もしていきたいといいます。先見の明を持って新しいことに意欲的に取り組む姿勢を感じることが出来ました。
ー小千谷精工の今後の展望についてお聞きしました。

「まずは近い将来、今ある工場を一つにまとめたいと考えています。工場間で離れていると、他の工場でどんな製品を作っているかが見えないし、どんな人が働いているかわからない。それは寂しいし、自社製品をもっと知ってほしいとの思いもあります。また金属加工の分野において溶接にも力を入れていきたいですね。溶接と塗装は外注していましたが、自社で溶接部門を構えてより多様なニーズに応えていきたいです」

今ある技術をさらに高めながら、サービスの多様化を目指す小千谷精工。社員一人ひとりの高い意識とチャレンジ精神が、これからの成長を支えていくことでしょう。
「仕事が楽しくなければ、人生楽しめない!」
福原社長が日頃から社員に伝えていることがあるといいます。

「一日24時間のうち、起きている時間の半分は仕事に費やしているんだから、土日を待つのもいいけれど、毎日の仕事をどう楽しくできるかを考えなさいと伝えています。人生の半分働くとして、その仕事がつまらなかったら人生勿体ないですよね。やりたいことがあればやらせてあげたいし、意見があれば言ってほしい。仕事が楽しめないなら、プライベートも楽しめないと思っています」

社員がいつでも意見を言えるように、すべての工場に社長の電話番号が貼りだしてあるそうです。ある時、若手社員の一人から電話がかかってきて「社長、キャンプに行きませんか」という誘いがあったそう。会社のトップに突然キャンプのお誘いをするなんて、普通の会社であれば考えられないことのように思いますが、こうした誘いも「面白い!」と快諾してくださるのが、福原社長。「キャンプ用品を一式取りそろえたよ」と楽しそうに話してくださいました。社歴や年齢に関係なく、誰でも意見が言い合える風通しの良さが小千谷精工にはあります。

「一生懸命仕事をして、一生懸命遊びなさい」
その言葉が示す通り、仕事の楽しさ、やりがいをもち、皆が生き生きと働いています。そして仕事を楽しみながら作り出された確かな製品は、お客様の大きな満足へと繋がっているのです。

人生を思いきり楽しむ為、仕事も遊びも全力で取り組みたい方を小千谷精工ではお待ちしています。

2020/10/12 取材
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