「ただいま」「おかえり」人と人との温かな交流が織りなす、何度でも訪れたくなる街づくり
一般社団法人 南魚沼市観光協会
日々、南魚沼市の魅力の発掘・発信を続けています。
「どこかに旅行に行きたいなあ」あなたがそう考えた時、目的はどこにあるでしょうか。
美味しいごはんが食べたい、自然をたっぷりと味わいたい、その土地の歴史的建造物を見たい。期待に胸を膨らませて計画を立てたり、何も決めずにフラッと立ち寄ったり…。旅行の楽しみ方は十人十色。南魚沼市観光協会は、様々な想いを抱いてこの土地を訪れた人々の、様々なご要望に応じた最適なプランをご案内する、いわば「観光のプロ」です。地域の観光スポットやレジャー施設の案内をはじめ、史跡をめぐる観光プランを考えたり、外国人観光客に喜んでもらえそうな雪山での体験プログラムを企画・運営するなど、観光に関する幅広い業務を手掛けています。

南魚沼市の魅力の発掘、発信を続けている南魚沼市観光協会。統括責任者である寺口さんに、面白く奥が深い仕事内容や観光協会に求められる役割についてお話をお聞きしました。
100人いれば100通りのプランがある。 マニュアルも終わりもない仕事。
関越自動車道塩沢石打インターから車で3分、国道17号沿いにある「道の駅南魚沼」。美術作品が展示されている記念館や農産物・特産品の直売所、地元食材を使った飲食店が併設されていて人気の観光スポットになっています。年間43万人以上の観光客が訪れるこの場所に南魚沼市の観光案内所があります。
「ここを訪れるお客様のご要望は100人いれば100通りある。ですからマニュアルはないんですよね。自分たちで観光ルートを開拓して引き出しを増やして、聞かれたことに応えるだけではなく、地域の様々な情報を集めてご案内できるよう日々努めています」
(生まれも育ちも南魚沼市だという生粋の地元人である寺口さん)

寺口さんが感じる南魚沼市の良さはどんなところなのでしょうか。

「やはり四季折々の自然の美しさですね。豪雪地帯であるからこそ、季節がよりはっきりと感じられて自然と融合した観光地だと感じています。自然の景観を活かした観光や雪国文化も盛んで、特に国から重要無形民俗文化財にも指定された裸押合大祭は歴史と地域の特色が融合されたお祭りで非常に見応えがありますよ」

お祭りや観光スポットにも負けない南魚沼市の魅力がもう一つ。それは、この地域に暮らす人々の温かさや人情だと寺口さんは言います。

「昔から辛く長い冬の気候を耐え忍んできた歴史があるからこそ、人と人との触れ合いや思いやりを大切にする風土が根付いています。外からくる方に対して優しく接したり、温かく出迎えてくれる。誰かが困っていれば自然と手助けしてくれる。こうした地域の人たちの温かさを、訪れた方に感じていただきたいですね」

パンフレットやインターネットの情報だけでは分からない良さを、来てみて体感することで初めて本当の地域の魅力を発見できる。そう考えているからこそ、もっと多くの人に
南魚沼市に訪れてもらえるように、受け入れ態勢をしっかりと作っていくこと、そして魅力を発信していくこと、この二本の柱が南魚沼市観光協会の役割なのだそうです。
(裸押合大祭の様子)

「イベントの案内や印刷物などでの宣伝、プロモーションも全てその二大柱に付随した手段です。多くの人に来てもらわないことには、観光は成り立ちませんからね。そのためには働く私たちがまず地域のことをよく知ってお客様に発信していかなければなりません。失敗も成功も含めて経験が第一だと思っています。

初めての経験や思い出を沢山作り、また南魚沼市にきてもらいたい。『去年いい案内をしてもらったから、また来たよ』『夏にきたから今度は冬にくるよ』そういったお客さまからもらえる『ただいま』の声に、私たちも『おかえりなさい』と心から応えています。ネットですべて完結できてしまう時代だからこそ、こうした人と人との触れ合いが大切なのだと実感していますね」
(かんじきハイキングの様子)

近年では外国人観光客も多く訪れているという南魚沼市。その約8割が冬のシーズンに集中しているといいます。

「外国人のお客様は、スキーやスノーボードが目的だけではなく雪国の暮らしを体感したいという方も多いですね。そうしたニーズに応えるために、昔ながらのかんじきを履いて雪道を歩くハイキングツアーや、かまくらを作って中で甘酒をふるまうなど、自然と日本の文化を調和したイベントが非常に喜ばれています」

まさに地域の特色を活かした南魚沼市ならではの「おもてなし」。
全国的にも訪日外国人を増やす、いわゆるインバウンド対策が必要とされていますが、地域全体でみると外国人受け入れの体制は少し遅れ気味に感じていると言います。

「キャッシュレス決済や飲食店の英字表記などが全体に浸透していないのが現状です。もちろん施設自体に負担を強いることにもなるので簡単には進まないのですが、今後東京オリンピックも控えていますし、もっと多くの外国人の方に地域の魅力を伝えるための環境整備を進めていきたいと考えています」
地域活性化に繋げるための橋渡しが使命です。
南魚沼市観光協会は、地域の方とお客様を結ぶ橋渡しの役割を担い、地域活性化に繋げていくことを目的としています。
繋げる場の拡充として、2019年9月よりJR浦佐駅に「うおぬま・浦佐駅観光案内所」を隣接の魚沼市と共同で開設し、魚沼市観光協会と共同運営しております。
新幹線駅である利便性を生かした誘客や地域活性にも力を入れていきたい。
また、今回の新型コロナウイルスの影響により、宿泊施設や飲食店、観光施設が大きな打撃を受けました。まだ従来と同じような観光客が見込めない中、まずは内需を拡大するために市内のお客様に向けて「プレミアム付飲食・宿泊券」を販売したり、地域復興のGO TOキャンペーンに付随した南魚沼市独自のキャンペーンも企画しています。

外国人観光客が来られない時期も、それをマイナスではなく体制を整える期間と捉え、職員が一丸となって新たな観光資源の創出や、SNSなどを利用した広報活動にも力を入れているそうです。
立ち止まるのではなく、常に新しい可能性を見つけて歩みを続ける。南魚沼市観光協会の前向きな姿勢こそ、地域の人々を活気付け地域振興に大きく貢献しているのだと思います。
地元の「当たり前」が、観光客の「魅力」に変わる。 見逃している地域の良さを発掘してください。
最後にどんな方と一緒に働きたいかをお聞きしました。

「観光協会で働いている職員は、地元出身の方が殆どです。南魚沼市に精通している一方で、外からみた地域の良さを見逃してしまっている側面もあると思います。この地域で暮らす人にとっては、当たり前に思える自然の景色や建造物なども、外から来た人にとっては魅力的なものかも知れない。ですから地元の方はもちろんのこと、Iターン・Uターンも大歓迎です。外から見た南魚沼市の良さを伝えていける方にも来ていただきたいですね」

雪だけではなく、オールシーズン楽しめる南魚沼市。その魅力は汲めども尽きることがありません。ここには事務所に籠って机と向き合うだけの仕事はありません。自分の足で各地に出向き、観光資源に触れ合って、自分で感じたものをお客様に発信してください。「南魚沼市が好き」「観光が好き」その気持ちを胸に主体的に行動できる方をお待ちしています。

2020/6/24 取材

働く人の声

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